サブストーリーズ第3節 武士ルドラ衛門編

武士ルドラ衛門(以下ルドラ衛門)は50石取りの身分である藩に仕える武士であった
生活は厳しいもので子も授かっていないが女房と平穏な日々を過ごしていた
ある日、藩主より直々に「異国の城にて探し人をしてまいれ」と名を受けた
特に目立ったところはなかったルドラ衛門であったが
見た目に反して剣の腕は一流であった
城までの道中に凶暴な獣がいるということで剣の腕を見込んでのことらしかった

城というのは木造で瓦造りではなく石を積み上げただけの石垣見たいなものだから
間違えないように念を押された
そんなものが果たしてそんなものが城と呼べるのだろうか?
「異国は服装も奇妙でござるが城も奇妙なようでござるな」
書き手が勉強不足なため言い回しが微妙であった(笑
藩士達に連れられて異国へ入り森の前までやってきた時には既に夕刻であった
「お上も人が悪い」藩士達に聞こえないようにこぼした

獣たちは昼間は活発らしいが夜は寝ていることが多いらしい
しかし寝ているとはいえ自分の縄張りに入られれば話は別
人側は視界が悪い分不利でしかなかった
「はよういけ」藩士達が急かす
はいはいと諦めたように森へ入っていく
刀は念の為持ってきてはいたが殺生は好まないので竹光を別で一振り持ってきていた

気配を消して歩くが獣感覚は鋭く気配だけではすぐに感づかれてしまう
しかしルドラ衛門は動じなかった
「獣は直線的過ぎてつまらん」どれだけ周囲を徘徊されたところで襲うときは直線
達人であるルドラ衛門に獣たちが触れることはなかった
ある程度気絶させたところで獣たちはこれは敵わんと去っていった
「これなら町の子供たちの方が手強い」
型にとらわれないという点で稽古をつけている子供達の手強さを思い出していた

それからは獣たちに襲われることなく城へとたどり着く
「本当にただの石垣でござるのう」
やはり言い回しはイマイチだった(泣
王国にも城はあったが直接森へ連れてこられた為にこれが初めて見る城だった
見学がてら見て回っていると美しい女性が横になっているのを見つけた
「これが探し人か、どうやら眠っているようだが、起きる様子はないようでござるな」
見つけた後の話は聞いていなかったのと起こすのは悪いと思ったので
「少し肌寒いか・・」と、羽織っていた着物を女性に掛け
「いたことを報告すればよかろう」と肌を震わせながら王国へ戻った

藩士達は先に帰ったようで王国の兵士たちに
居場所を指さしながら伝えて自国へ帰る船にのる
「ずっと首をかしげておったが、大丈夫でござろうか・・」
そう、ルドラ衛門は異国後を話せなかったのだ!
生粋の武士だからね、仕方ないね
王国の兵士達もまた日本語を理解できず指さす方向だけを頼りに王女を探すことになった

「帰ったら女房の作ったご飯が食べたいでござる」





もうすぐ100年目、王子は武士の見つけた王女を連れ帰る為に部隊を編成している
ルドラ衛門が藩主にこっぴどくお叱りを受けたのはまた別の話

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by re-bastion | 2018-08-23 00:33 | 作文 | Comments(0)
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