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カテゴリ:作文( 4 )

サブストーリーズ第3節 武士ルドラ衛門編

武士ルドラ衛門(以下ルドラ衛門)は50石取りの身分である藩に仕える武士であった
生活は厳しいもので子も授かっていないが女房と平穏な日々を過ごしていた
ある日、藩主より直々に「異国の城にて探し人をしてまいれ」と名を受けた
特に目立ったところはなかったルドラ衛門であったが
見た目に反して剣の腕は一流であった
城までの道中に凶暴な獣がいるということで剣の腕を見込んでのことらしかった

城というのは木造で瓦造りではなく石を積み上げただけの石垣見たいなものだから
間違えないように念を押された
そんなものが果たしてそんなものが城と呼べるのだろうか?
「異国は服装も奇妙でござるが城も奇妙なようでござるな」
書き手が勉強不足なため言い回しが微妙であった(笑
藩士達に連れられて異国へ入り森の前までやってきた時には既に夕刻であった
「お上も人が悪い」藩士達に聞こえないようにこぼした

獣たちは昼間は活発らしいが夜は寝ていることが多いらしい
しかし寝ているとはいえ自分の縄張りに入られれば話は別
人側は視界が悪い分不利でしかなかった
「はよういけ」藩士達が急かす
はいはいと諦めたように森へ入っていく
刀は念の為持ってきてはいたが殺生は好まないので竹光を別で一振り持ってきていた

気配を消して歩くが獣感覚は鋭く気配だけではすぐに感づかれてしまう
しかしルドラ衛門は動じなかった
「獣は直線的過ぎてつまらん」どれだけ周囲を徘徊されたところで襲うときは直線
達人であるルドラ衛門に獣たちが触れることはなかった
ある程度気絶させたところで獣たちはこれは敵わんと去っていった
「これなら町の子供たちの方が手強い」
型にとらわれないという点で稽古をつけている子供達の手強さを思い出していた

それからは獣たちに襲われることなく城へとたどり着く
「本当にただの石垣でござるのう」
やはり言い回しはイマイチだった(泣
王国にも城はあったが直接森へ連れてこられた為にこれが初めて見る城だった
見学がてら見て回っていると美しい女性が横になっているのを見つけた
「これが探し人か、どうやら眠っているようだが、起きる様子はないようでござるな」
見つけた後の話は聞いていなかったのと起こすのは悪いと思ったので
「少し肌寒いか・・」と、羽織っていた着物を女性に掛け
「いたことを報告すればよかろう」と肌を震わせながら王国へ戻った

藩士達は先に帰ったようで王国の兵士たちに
居場所を指さしながら伝えて自国へ帰る船にのる
「ずっと首をかしげておったが、大丈夫でござろうか・・」
そう、ルドラ衛門は異国後を話せなかったのだ!
生粋の武士だからね、仕方ないね
王国の兵士達もまた日本語を理解できず指さす方向だけを頼りに王女を探すことになった

「帰ったら女房の作ったご飯が食べたいでござる」





もうすぐ100年目、王子は武士の見つけた王女を連れ帰る為に部隊を編成している
ルドラ衛門が藩主にこっぴどくお叱りを受けたのはまた別の話

by re-bastion | 2018-08-23 00:33 | 作文 | Comments(0)

サブストーリーズ第2部 近衛騎士ルドラント編

近衛騎士ルドラント(以下ルドラント)は王国に配属されている近衛騎士団の一員だった
腕はそれなりだったが正義感と騎士道精神に溢れる好青年であった
第2王子が行方不明になってから幾日か経ったある日
突如として茨の森が消失し見た感じでは至って普通の森に変化していた

ルドラントはその持ち前の正義感から
第2王子が行方不明になったにも関わらず王子が職務に追われており
なかなか捜索の目途が立っていないことに憤りを感じていた
「茨の森へ向かったのは、間違いないんだ」
それはルドラントだけでなく他の者もそう思っていた
しかし踏み入ることが難しいとされる茨の森、今まで誰も帰ってきたことはない
見た目は普通の森に変わったように見えても誰も恐れて近付こうなどとはしなかった
「あんなに仲が良かったのに、王子は第2王子を見捨てられたのか」
そう思っていた矢先に第2王子捜索隊の志願兵を募る御触れが出たのだ

ルドラントは待っていましたとばかりに捜索隊に志願した
褒賞も用意されていなかったが王国の為に、民に好かれていた第2王子の為に10数人の勇士が集まった
部隊は2つに分けられ配属もバランスよく行われた
「私は身のこなしはあるが力ではあまり役立てない、力強い者と弓の使い手がいるのは心強い」
単純に、ごく自然にそう思っていた

しかし森へ入ると状況は違った
茨の呪いが消えたことによりそれまで茨の影にくすぶっていた獣たちが徘徊していたのだ
力なんて何にもならない森の木々が邪魔をして満足に力を振るえない
視界の悪い森の中で弓なんて構える前に獣たちに蹂躙されていた
ただ身のこなしだけは一流であったルドラントはただひたすらに相手の死角に入り逃げるしかなかった
正義だとか騎士道とかそんな問題ではなかった
一方的な殺戮、森から出てこないのが不思議なくらいの地獄だった

相手の目に入らなければ追われることもない
気配を必死に消し、匂いも樹液や泥などで思いつく限り、可能な限り消した
戻ろうかと思ったが無駄に正義感が邪魔をする「このままでは帰れない」
騎士道精神が邪魔をする「このままではほかの人が報われない」
そう思いながら進み続けようやく城へたどり着いた

城の周囲は驚くほど静かで獣の鳴き声もしない
王女が眠るところへ難なくたどり着くことができた 
そしてルドラントは王女をみて「なんて美しいんだ」と呟いた
そして何かに引かれるかのように口付けしかけたその直前に
ふと理性を取り戻し正気に戻り、自分のしようとした行為に恥じ
何故か「私には『絶対に』王女の眠りを覚ますことができない」と確信した
そしてルドラントは言葉にならない声を上げる

まるで森に徘徊していた獣たちのように





ここは森の奥深く、周りは暗くて何も見えない、ただ前だと思うところへ歩く
それもまた呪いだったのかもしれない

by re-bastion | 2018-08-22 23:23 | 作文 | Comments(0)

サブストーリーズ第1章 第2王子ルドラウス編

第2王子ルドラウス(以下ルドラウス)は本編王子(以下王子)のありがちな母違いの弟だった
二人は喧嘩もしたが仲は良くお互いを信頼していて王位に関する争いもなく平和に過ごしていた
そんなある日、王子とは違い王位継承に関わる職務が少ない
暇をしているルドラウスが城下を巡っていたところ奇妙な、そして興味深い噂を耳にする
「誰も踏み入ったことのない茨の森の奥に美しい王女が眠っている」という噂を

ルドラウスは単純な興味もあったが美しい王女となると王子に会わせれば
王国の未来は安泰ではないかと考え
小隊を編成して茨の森へ入っていった
もちろん王子に言えば止められるのは分かっていたので内密にして

誰も踏み入ったこともないということは進むのは当然困難を極めた
一人また一人と小隊人数は減っていった
ルドラウスの人望もあったがそれだけでついてこれるほど簡単ではなく想像を絶するほど過酷だったが
茨の森へ入る前に皆王国の為に覚悟は決めていたようで
ルドラウス一人残して逃げようというものは誰もいなかった

そしてついにルドラウス一人になってしまいもう身動きが取れないくらい消衰したところで
ようやく道が開けたところにでた
しかしそこには聞いていた城はなかった
方角は聞いていたが視界も悪く進む方向もはっきりわからず手探りで進んでいたのだ
正しい道を来たのか道を迷っていたのか分からないが
ルドラウスは何かに惹かれてここに向かっていたのを感じていた

そこには老齢の魔法使いがいたのだ、ただそこ立ち尽くしていたのだ
噂の中には出ていなかったがこの魔法使いが呪いを掛けたことが何故か分かった
そして惹かれていた正体がこの魔法使いであることも・・
声をかけたが返事は返ってこなかった
どうやら城があると思われる方角をずっと見ているようだった
ルドラウスは少し考えたが何故か城へ進むことよりこの魔法使いに興味が沸き
老齢ではあったが魔法使いの心の奥底にある純粋さに気付きそれに惹かれていたのだ

「もしかしたら魔法を掛けられたのかもしれない」
そう思うしかないくらい身体は軽くなりそこにいるだけで魔法使いに惹かれていく
魔法使いの為に雨風をしのげる簡単な小屋を建てた
城のあると思われる方角へは窓を付け視界を妨げないようにした
必要なさそうではあったができる限りの食事も与えた

そうしているある日、魔法使いがふとこちらを見たのだ
視界を妨げるように前に立っても目が合わさることがなかった魔法使いがこっちの顔を、目を見たのだ
そして「ありがとう」とだけ言ってすぅっと消えてしまった
「やはり魔法を掛けられていたのかもしれない」
でもそれでもいいと思った、魔法使いもルドラウスがそう思うのが分かっていたのかもしれない
ルドラウスは魔法使いがいたところ見て立ち尽くしていた
魔法使いが城を見ていたようにその場に立ち尽くいた

「もう身体は動かない、まるで石のようだ」





魔法使いがいなくなった今、茨の呪いは100年を待たずして解けた
それは99年目のある日のこと

by re-bastion | 2018-08-22 22:43 | 作文 | Comments(0)

眠れる森の美女・サブストーリーズ

注意事項等
ちょっと前に某所にて眠り姫ネタがあり
主役に抜擢されなかったので裏で妄想していたその場のノリ作品です
少し時間がたったのでネタとしてはいまいちです

・すべてあらすじ風で細かいところは考えてないし話がいろいろ飛ぶかもしれません
・文章力は低めなのとノリで作文するので内容は滅茶苦茶かもしれません
・特に誰かを批判したりするつもりもないので基本眠れる森の美女ベースで自分しか名前がでません

物語の設定
・王女が100年眠り続ける呪いを受けた99年目の出来事です
・本筋には登場しないオリジナルキャラクターのオリジナルストーリーです

以下思いつき次第追記します。
では次の記事からどうぞ

by re-bastion | 2018-08-22 21:31 | 作文 | Comments(0)